ローズカップ福山鞆の浦トライアスロン大会
ランキングイベント第4戦
( 広島県 福山市 )
報 告
日 時:2017年6月4日(日)
スタート:7時00分
参加者数:約200人
距 離:スタンダードトライアスロン=スイム1.5km・バイク40km・ラン10km
結 果:総合8位(年代別 優勝)
記 録: 2時間22分47秒
スイム20:05(11)バイク1:19:31(11)ラン43:06(6)
※( )種目別順位
地元の代表選手として扱っていただいた今大会。45歳になるおじさん選手だが、トライアスロン界のことを知らない福山市民の多くは、当然私が優勝すると思っている人が多い。競技者としてその期待にこたえたいと思うのは当然だった。
石垣島大会4/16、横浜大会5/14、白浜大会5/21とこなした直後に体調を崩し、屋外のスイムはウエットスーツを着てトレーニングをこなした。
メダリストを飲んでいるので通常は風邪などひかないのだが(風邪をひかないと言い切って商品を勧めているのに・・・アリストのスタッフの皆様ごめんなさい・・・)、風邪薬、咳止め、栄養剤でしのぎながらの2週間。精神的にもきつかった。それでも今の最善を尽くそうと新屋カイロご夫婦、カンスポーツ整骨院の菅氏、そして妻にメンテも直前まで行ってもらった。機材も、アンデックス凪高橋要一氏、beeline藤岡氏にギリギリまで不安箇所をメンテナンス。
そんな感じで臨んだ地元の大会だった。
この歳になると最近の制度ではウエーブスタート方式では2分後、4分後と遅れてスタートする。いわゆる追っかけるレースがほとんどだが、今回は最初にスタートでき喜んでいた。
前に誰もいないスイムは久々だ。先頭に出て引っ張っていると、独特の波と流れで確認を誤り途中コースミス。再び追い上げて並泳しながら、ゴール直前でトップでスイムアップ。
福山(鞆の浦)史上、初のトライアスロンで、仙酔島から泳ぎ初上陸したことは歴史的瞬間だったろう。
トライアスロンを見たことのない福山市民へ、スイムからバイクのスピード感、動きを見てもらおうと意識披露。
そのままバイクに飛び乗って、知る人ぞ知る激坂だらけのグリーンラインを走破する。
私はロードバイクのポジションに不安があったため、普段使うタイムトライアルバイクで駆けた。
案の定ではあるが登りは進まなかった・・・しかし下りは速かった(笑
グリーンラインを終えて平坦は順調に走り2番手でメイン会場へ入った。
地元選手としては形にはなったと思うが、そこからが私にとっては悔やまれる展開になる。ランが伸びないのだ。今考えれば、スタート前のピンクイオンドリンク(熱中症対策)及びメダリストジェルの補給から、水分を多少取っただけでバイクに搭載していたメダリストにも手を出していない。高揚感に任せてレースを展開したのは事実、ランでは足に力が入っていなかった。フラットコースでたくさんの観客がいてくれ、私の遠征の中ではめったにない環境ではあった。
今回のランは悔やまれた・・・
私の表現では、もっとカッコ良く走りたかった…そんな感じだ。
しかし、地元福山でトライアスロンが開催されたことは、人生においても大きなことになる。様々な形で携わったので、この生みの苦しみは見ていて分かった。気軽に2回目をお願いすると選手本位だけの想いでは伝えられないことも、携わったものとしての感覚だろうと思う。
しかし来年、また福山市でトライアスロンを開催してほしい…今日見た福元テツローが、1年後どのような進化を遂げているのか見てほしいのだ。
感謝 トライアスリート 福元哲郎